このベンチは災害時に「かまど」として利用することができます。
災害時に「かまど」として利用する際の設営手順をご案内します。
❶ かまどの設営・使用に関する注意事項
安全上のご注意 本製品を安全にご使用いただくため、下記をお読みの上、記載事項を必ずお守りください。
「かまど」の設営時
警告
- 「かまど」を設置する場所は土またはダスト舗装とすることを推奨します。
※ コンクリート・インターロッキング・アスファルト・芝生等、火に弱い舗装や引火の可能性のある場所でのご利用は控えてください。 - 十分な換気ができる条件下でご使用ください。
- 「かまど」を設置する際は、周辺の施設や設備と十分な距離を確保してください。
注意
- 分解、組立作業は必ず二人以上で行ってください。
- 作業中は軍手等を着用し、手足や指などを挟まないようにご注意ください。
- 「かまど」は起伏や傾斜が無く、安定が保てる場所に設置してください。
- 「かまど」の移動の際は必ず二人以上で持ち上げて行ってください。引きずったり、押したりすると床面のキズや製品の破損の原因となる場合があります。
「かまど」の使用時
危険
- 可燃物が周囲にあるような場所では使用しないでください。
- 着火後は「かまど」全体が高温になるため、決して「かまど」に直接触れないでください。
- 「かまど」の火が消えた後も、十分に熱が下がるまで「かまど」に触れないよう注意してください。
- 着火剤や燃料としてガソリン、灯油、ガス、アルコールなどをご使用にならないでください。
- 使用中は子どもやペットを周囲で遊ばせないでください。
- 使用中は薪や炭等がはじけたり火の粉が飛ぶ場合がありますので火元に顔などを近づけないでください。
- 化学繊維製の服で使用中の「かまど」に近付くと、火の粉で服が焦げたり引火する場合がありますので、十分ご注意ください。
- 使用中は不測の事態に備えて、「かまど」から離れないでください。
警告
- 使用する寸胴鍋は50ℓ(直径40㎝)二つまでとし、それより大きいサイズの寸胴鍋は使用しないでください。
- 消火のために水をかけると、高温の水蒸気が発生しヤケドの危険性がありますのでお止めください。
- 焼却炉としての使用はお止めください。
- 「かまど」を使用する際は、周辺の施設や設備と十分な距離を確保してください。
- 「かまど」使用時は火気の取り扱いに十分ご注意ください。
- 使用中は不測の事態に備えて、消火用の水をバケツなどに入れてご用意ください。
- 強風下でのご使用は、飛び火の原因となる場合がありますので、十分ご注意ください。
注意
- 必要以上の火力にならないよう、薪や炭の入れ過ぎに注意してください。
- 燃焼効率を維持するために、火床下に溜まった灰は適宜かき出してください。
❷ 設営の準備
- 設営前に❶の注意事項をお読みください。
- 付属の六角レンチをご用意ください。
❸ 設営手順
①付属のレンチで座板裏面の4本のボルト(写真赤丸)を外します。
※取り外したボルトは紛失しないようにご注意ください。
②「ベンチ」を持ち上げる要領で取り外します。
③ベンチ脚内部に収納されている「かまど」を取り出します。
※グリル下に重ねられているパーツごと取り出します。
④「かまど」内部に重なっているパーツを取り出します。
※「火床用メッシュ金網」を取り出し、「風防金物」と「火床金物」 は斜めにすると取り出しやすくなります。
⑤各パーツを所定の位置にセットします。
「風防金物」の両サイドのフラップが「かまど」の脚の内側に入るようにして、フックを外側からセットします。
「火床金物」を「かまど」の脚の内側の突起に掛けるようにセットします。
最後に「火床用メッシュ金網」を「火床金物」の上に並べます。
※薪を使用する場合は下段、炭を使用する場合は上段に「火床金物」 をセットします。
取り出した「かまど」は自由な場所に設置できます。
※「かまど」を使用する場所は土またはダスト舗装上とすることを推奨いたします。
(コンクリート・インターロッキング・アスファルト・芝生等、火に弱い舗装や引火の可能性のある場所でのご利用は控えてください)
⑥取り外した座板を元に戻しボルトで固定すると、普段と同じように「ベンチ」として利用できます。
❹ 利用終了後
利用目的終了後は逆の手順で組み直してください。
※かまどの表面温度が十分下がっていることを確認してから元に戻してください。
※「火床用メッシュ金網」は錆びないように元の袋に入れて収納してください。
※ボルトの締め忘れがないよう注意してください。