塗装
サカヱではファニチャー製品の一部にカチオン電着と粉体塗装を組み合わせて採用しています。
カチオン電着塗装は、鋼材に施す高機能な防錆処理の一つです。リン酸亜鉛処理と組み合わせることで、付着力に優れた防錆層を形成できます。狭い部分や溶接部などにも均一に塗膜が行き渡り、上塗り塗装の美観を保つ下地としても優秀です。実際、自動車のボディにも広く採用されており、その耐久性と均質な仕上がりが高く評価されています。また、全自動の制御ラインで処理されるため、人体への影響が少なく、高品質で安定した防錆性能を実現しています。メッキよりも環境負荷が少なく、機能性の高い防錆処理として、ベンチ等のスチール部への採用に適しています。
粉体塗装は、パウダー状の塗料をシンナー等の溶媒を使わず、空気中に飛散させて母材に付着させ、加熱で溶解させる技法です。この方法は 揮発性成分を含まず環境に優しく、均一な厚みの美しい塗膜を形成できるうえ、防錆・防食性にも優れた高性能塗装です。サカヱでは、主に静電法による粉体塗装を採用し、ベンチなどの鋼製部には、屋外使用に適したポリエステルパウダーを使用しています。
合成樹脂塗装は、金属表面の耐食性を高めるとともに、美観性の向上を図るために、さまざまな分野で幅広く活用されています。サカヱでは、合成樹脂焼付塗装などを中心に、用途や素材に応じた塗装仕上げを組み合わせて採用しています。
(サカヱウッドガード)
SWG(撥水性木材保護塗料)は、紫外線による変色や劣化を抑え、木の質感をできる限り活かす塗料です。防虫・防腐・防カビ・撥水性能がバランスよく整えられているため、長期にわたって安定した耐候性を発揮します。さらに、VOCが非常に少なく、人体や環境に配慮した水性タイプであることも大きな特徴です。
※SWGは継続した品質改良を行っている為、仕様(塗料・色合い等)が変わる場合があります。